SSブログ
読書メモ ブログトップ
前の10件 | -

石探し [読書メモ]

陽が落ちるのが早くなり、仕事から帰ってからひなの散歩に出る頃には真っ暗です。
そんな最近のひなのお気に入りは”石探し”
投げた小石を探す遊びです。

まずはうんちを終わらせます。
次に調度いい大きさの石を拾います(よく特徴を覚えておきます)
すでに気が早るひな。
しばしぎゅっと握りしめ、にほひを着け
isi1.jpg
いい?行くよ?ぽいっ!
isi2.jpg
木立の間、落ち葉の積み重なったスロープにぴょ~いとダイブ
(昼間、見慣れているとはいえ、真っ暗な中に躊躇なく飛び込むんだもんなぁ~;)
isi3.jpg
がさがさ、ちりちり(鑑札と迷子札が当たる音)さくさくさく…探す音がしばし。
「あった~♪」と持って戻ってくる時の笑顔は超うれしそう(見つからなくても笑顔ですが)
「もういっかい!もういっかいなげて!」のお願いに、何度もやっちゃうのでした
isi4.jpg
持ってきた石、次に使わないでとっておけばよかった…と、
気がついたのはつい最近でした。惜しいコトをしました

勝率は50%ほど(飛び込んだ勢いで石が吹っ飛ぶみたいです;)
写真のように明るい時間にやれば、ほぼ100%見つけられます
その後、ちゃんと持ってくるかは・・・;
その日の気分によって、見つけた事に満足して置いてきてしまう事も多いです
あくまでも遊びなのでいいのです
タグ:ひな
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ペット

あかんべえ [読書メモ]

宮部みゆきの江戸を舞台にした物語
苦労人・七兵衛の弟子であるお父ちゃんの、料理屋・ふね屋の開店に伴い、越してきたおりん。
引っ越し早々に、病で生死の縁をさ迷い、目覚めると、
ふね屋に居着く亡者が見え、話せるようになっていた。
会えば”あかんべえ”をするお梅、
美男子な侍の玄之介、
あだっぽい美女のおみつ、
按摩の達人・笑い坊、
言葉が回らぬおどろ髪。
彼らと心を通わすうちに、ふね屋が建つ地で起きた、
三十年前の恐ろしい事件に繋がっている事に気が付いたおりん。
ひたむきさが、亡者を、今を生きる人たちを導いていく

読み始めたすぐには、これはホラーかな?
と思いましたが、しっかりファンタジーでした。しかも上等の!
主人公おりんの、まっすぐで行動力に満ちた活躍と、聡さは、胸にきます。
おりん以外には、同じ様な心の澱を持つ、今を生きる者にしか見えない亡者たちとの触れあいは、
迫る物があり、その底には許しと優しさがあります。
昇華の締めくくりとなるラストシーンもぐっときました

長坂さまンちのシロって、きっとひなみたいな姿の犬なんだろうな
なんて、私だけのお楽しみもあったりして♪

著者:宮部 みゆき

あかんべえ

あかんべえ

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2002/03/16
  • メディア: 単行本



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:

決戦のとき クロニクル 千古の闇  [読書メモ]

”クロニクル千古の闇”シリーズの完結編。

”黒毛”との間に三匹のこどもも生まれ、自分の群れを得たウルフ。
そんな幸せな暮らしは、ワシミミズクにこどもを連れ去られる事により、ばらばらになってしまう。
”魂喰らい”の首領イオストラとの決着をつけるべく、ワタリガラス族の宿営地を一人でたトラク。
トラクと共に行く行く事を望むが、一族の魔導師を継がねばならない縛りに苦しむレン。
いつも一緒に協力しあってきた仲間を、ばらばらにしてくじくイオストラの狙いにはまり、
もがく主人公たちの奮闘と、心の痛みは深く、険しい。
絶体絶命のピンチの時、思いもかけない魔女の誤算とは・・・

苦しい展開の中、幼い”小石”とリップ、レックの描写にほっとしました。
読み終わってしまうのがもったいなくなりましたが、爽やかな読後でした。
すえたにほひは、仔狼にとっては”こってりしたいい匂い”というのに笑っちゃいました
最後に、フィン・ケディン、…ステキです!

著者:ミシェル・ペイヴァー
訳者:さくま ゆみこ

決戦のとき (クロニクル千古の闇 6)

決戦のとき (クロニクル千古の闇 6)

  • 作者: ミシェル ペイヴァー
  • 出版社/メーカー: 評論社
  • 発売日: 2010/03
  • メディア: 単行本



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:

ドラゴン・キーパー [読書メモ]

2008年1月に感想を書いた”ドラゴンキーパー、最後の宮廷龍”は、
あのお話で完結だと思っていました。
なので、別の本を探していて、書店で続きを見つけたときには、びっくりでした。
しかもニ冊も!が~ん

ダンザから、子龍カイを托されたピン。
文字通り”髪振り乱して育児”に終われる毎日に、
肝心のドラゴンキーパーとしての資質も見失っていた。
(うぅ、おとなだって、実の子を育てるにさえ必死になるのに、
まだ12才のピンにはどれだけ大変なことか…)
襲撃を機会に、我に返ったピンとカイの本当の暮らしが始まる。
不老不死に思い捕われた皇帝。
取り巻く思惑や、執拗なネクロマンサーの罠から、カイを守る事ができるのか!?(紫の幼龍)

皇帝の姉姫の助けで、燕の国で、ようやく心安らぐ日々を得たピンとカイだが、
龍としてあるべき姿を考え、龍の楽園をめざす。
ようやく辿り着いたそこは、かつて”楽園だった場所”だった。
カイが初めて出会う同族は、行き詰まり、ドラゴンキーパーへの不信と、不安に暗く沈んでいる。
そこにカイの生きる場所はあるのか?ピンは決断を迫られる。(月下の翡翠龍)


実は、学生時代に「手探りで、龍の子を育てる」というモチーフで物語を書いた事がありました。
もちろん、拙い構成と文章で、全くトホホなのですが、
ヒトより絶対的に長命な龍と”育て手”との関係の落とし所を見つけることができず号沈;
最後まで辿り着けませんでした。
このドラゴンキーパーは、長きにわたる”決着が着けられなかった物語”の答えの形を示してくれました。
あぁ、おもしろかった。そして、すっきりしましたぁ♪

著者:キャロル・ウィルソキンソン
訳者:もき かずこ


ドラゴンキーパー―紫の幼龍

ドラゴンキーパー―紫の幼龍

  • 作者: キャロル ウィルキンソン
  • 出版社/メーカー: 金の星社
  • 発売日: 2009/02
  • メディア: 単行本



ドラゴンキーパー―月下の翡翠龍

ドラゴンキーパー―月下の翡翠龍

  • 作者: キャロル ウィルキンソン
  • 出版社/メーカー: 金の星社
  • 発売日: 2009/12
  • メディア: 単行本



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:

ファンタージエン 言の葉の君 [読書メモ]

ファンタージエンを舞台にした、競作シリーズの第5弾。
ひなを飼うようになって、本屋を覗く機会がめっきり減り、
出た事すら気が付けなっかた上、図書館カードの期限切れが手伝って、
4弾である”反逆の天使”よりも先に読む事に。
けれども、それは別の物語。
いつかまた、別の機会に読めばいいのが”果てしない物語”です♪

幻想を紡ぎ出す事ができる、ファンタージエンでも唯一の民、霧小人。
その中でも、高い能力を持つ血筋のキーライは、
母のお腹にいた頃に、夢魔に襲われたため、スムーズに言葉を発する事ができない。
幻想を紡ぐ事ができないキーライは、一族のみそっかすとして、
鬱積溜まる日々を過ごしていた。
ある日、キーライは、夢魔に襲われた所を探索者アトレーユに救われる。
そして、”言の葉の君”を探してほしいと頼まれる。
時を同じくして、霧小人の村は”消滅”により、
キーライと長老を除く一族は、言葉を失う。
長老の後押しで、<アドヴェントゥラ>に出発する…

読んだシリーズの中で、個人的には一番おもしろかったと思います。
アトレーユがバスチアンを探す旅の途上の時期、
別の冒険をする娘の、別の物語。
キーワードは言葉。
刈り取る側と、刈り取られる側。カリスマ的語り部とどもり。
重なりと、食い違いの妙はおいしかったです♪
さらにナルホドの、夢魔の点対称の立ち居地にヤられました。
”はてしない物語”を読んでおもしろいと思った人には読んでもらいたいかも
(このシリーズの、他の本で「ちょっと・・・」と思ってしまった人にもオススメできます♪)
さて、第4弾も予約しなくちゃ♪

著者:ペーター・デンプフ
訳者:遠山 明子


ファンタージエン 言の葉の君

ファンタージエン 言の葉の君

  • 作者: ペーター・デンプフ
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2007/09/28
  • メディア: 単行本



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:

勇者の谷 [読書メモ]

トローを倒した12人の勇者の子孫が暮らす谷。
主人公のハリも、幼少の頃から谷一番の勇者スヴェンの偉業を聞きながら育ち、
いつか自分もそんな冒険と勇しを挙げたいと思っていた。
ある年の祭の時、目の前で大好きな叔父さんを殺されたハリは、復讐の旅に出る。
そこで目の当たりにしたのは、それぞれの勇者の子孫たちが、
自分たちの先祖こそが谷一番の武勇を持ち、一番立派な家柄と伝えられていること
(事実、敵の屋敷はハリの家よりでかくて、贅沢だった!)
トローの伝説に疑問を持つ美少女アウドと共に、
タブーである谷の外に行こうとする二人の前に現れた真実とは…!?

前半は、ハリの幼いプライドと行動と、家に伝わる言い伝えと、
現実のギャップに軽い吐き気すら覚える展開。
今更ながら作者を見ると、なるほど、バーティミアスのジョナサン・ストラウドぢゃん!
見事なひねくれっぷりに改めて納得。
後半のサプライズに喝采でした。

いつもながら、金原瑞人さんの訳はお見事でした。
この本の存在は、新聞の夕刊のオススメ児童書コーナーで知りましたが、
う~ん、ひねくてる

著者:ジョナサン・ストラウド
訳者:金原 瑞人・松山 美保

勇者の谷

勇者の谷

  • 作者: ジョナサン ストラウド
  • 出版社/メーカー: 理論社
  • 発売日: 2009/08
  • メディア: ハードカバー



nice!(0)  コメント(2) 
共通テーマ:

三島屋変調百物語事続 [読書メモ]

先月で終わった朝刊の連載小説
久しぶりに朝刊小説にハマり、
宮部みゆきさんの本に興味を持つきっかけとなりました。

”おそろし”で、百物語の聞き手を始めたおちか
不可思議な身におこった事々には、その人の人生、人柄、過去が
語り手は語る事によって、おちかは聞く事によって、前に進む1歩の糧となる

三島屋の面々とは、ちょっとスタンスの違うお勝さんや
青野先生、行然坊という味方を得たおちかは
前作よりも、心強く、前を向く力を強くしたように思えます。

今回の話の中で、私は、人ならぬモノ”くろすけ”に惹かれました。
堅物の大先生・加登さま、背筋ののびた老妻・初音さん
3人(?)の優しい関わりと別れ
月夜の庭に、密やかに漂う手まり歌の、少し悲しげだが楽しいハミングが
聞こえてくるようで、胸がきゅっとなりました・・・

くろすけの件の連載時には、姉とメールで、なりゆきを気にしました。
同時に、同じ物語の部分が話せるのも、連載小説のいい所だなっと思いました。

毎回、挿絵があるのも朝刊小説の楽しい所でした。
南伸坊さんの描かれる、くろすけ、お旱さんは、どこかかわいらしく
シンプルな線の中の人々の表情がよかったです♪

連載終了後、著者から寄せられた文には
青野先生や、行然坊、大先生や初音さんが、
別の物語に出ている事が書かれていました。
あ~、読んでみたいですぅ!
ハイレベルな宮部ファンの方、どうぞ、掲載されている本のタイトルを
お教え頂けないでしょうか~~?

著者:宮部 みゆき
nice!(0)  コメント(2) 
共通テーマ:

アイスマーク 炎の刻印 [読書メモ]

アイスマークシリーズの第二弾。
シリンが王位を継承してから、20年後の話。
先の戦いから20年の時を経て、帝国というか、スキピオ将軍は復讐に燃え、
さらに強大な軍事力を持って、再びアイスマークに攻め入ってきた。
同盟する、ユキヒョウ、ウェアウルフをはじめ、シリンとオスカンのこども達も、
迎え撃つ気合いに満ちている。
そんな中で、病気の後遺症で、足が不自由な末っ子、シャルルマーニュは、
戦士の家系に生まれながら、剣を振るう事のできない体に苛立ちとコンプレックスを抱えたまま、
疎開民の摂政として、国を離れなければならなかった。
旅立ち前のウィッチファーザー・オスカンの予言と、
教育係マジョーレの画策だけでなく、国を離れたがゆえに開花した才能と、
運命に愛され、友を得て、国を救う大冒険の旅を繰り広げる。

丁寧に描き込まれた、人物、環境、国がわくわく感を盛り上げてくれました。
ただ、やっぱり、実在の名称を使われるのには、違和感が拭えませんでした。
どうしても、イメージとのギャップが付き纏うからです。
作家としては、イメージを利用して、それらをより強調する効果を狙ったのかもしれませんが、
どうにも、私には鼻に付いてなりませんでした。
せっかく、物語の中で描き込んでいるのだから、名称も、独創を見せてほしかったです。
それ以外は、とっても楽しめました。
次巻が待たれます。
サブタイトルは、差し詰め”ダークサイドの逆襲”?
恐れる者もなくなり、より闇に染まった姉の報復…
きゃぁ~、どぅるどぅるのねちねち。コワイねぇ~

著者:スチュアート・ヒル
訳者:金原 瑞人・中村 浩美

アイスマーク2 炎の刻印

アイスマーク2 炎の刻印

  • 作者: スチュアート ヒル
  • 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
  • 発売日: 2009/11/20
  • メディア: 単行本



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:

ブリジンガー 炎に誓う絆 [読書メモ]

ドラゴンライダーの三作目。
ヴァーデン、エルフ、ドワーフとの間に立ち、難しい立場のエラゴン。
そんな中で、ガルバトリックスとの対決に備え、
師匠からの最後の修行をうける。
自らも(?)自分の剣を鍛え、さらには出生の秘密を知る。
ますます深まるサフィラとの絆。
それぞれの師の死。
ガルバトリクスの力の秘密。
決戦の気運が高まる展開に、次巻がとても気になります。

並行して語られる、人間ローランとカトリーナの、
戦時での切ない夫婦愛も、テーマの一つですが。
帝国から寝返った、戦闘種族アーガルの首領
ナー、ガルジヴォグとエラゴンのやり取りが印象的です。
長年、血で血を洗う対立をしてきた人間とアーガルは、
たとえ、帝国との戦いに勝利しても、簡単には互いの感情を拭い去る事はできないだろう。
この戦いの終わりは、決して全ての完結ではない
と知る、主人公たちの心情にも、今後の展開に期待しています

著者:クリストファー・パオリーニ
訳者:大嶋 双恵


ブリジンガー 炎に誓う絆 下 (ドラゴンライダー 3)

ブリジンガー 炎に誓う絆 下 (ドラゴンライダー 3)

  • 作者: クリストファー パオリーニ
  • 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
  • 発売日: 2009/03/21
  • メディア: ハードカバー



ブリジンガー 炎に誓う絆 上 (ドラゴンライダー 3)

ブリジンガー 炎に誓う絆 上 (ドラゴンライダー 3)

  • 作者: クリストファー パオリーニ
  • 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
  • 発売日: 2009/03/21
  • メディア: ハードカバー



nice!(0)  コメント(2) 
共通テーマ:

復讐の誓い [読書メモ]

クロニクル 千古の闇の第五巻。
心を許せる、数少ない親族、ベイルが無惨に殺された。
後悔と怒りを胸に、魂喰らいのシアジに復讐するため、
レンとともに、シアジの陰謀渦巻く深い森に入る。

今回は、更に活劇が展開される中、
登場者たちは”知る”事により、苦しみ悶えます。
その先に見いだした答えに、未来に踏み出します。

ウルフの踏み出し、得た、かけがえのないもの。
深い森で、必死のトラクがとった行動が、どの様な未来につながるのか、楽しみです。

復讐を誓うトラクに対して
「相手を殺すと、ベイルは生き返るのか?」
と、野生に生きる者としてのウルフの素朴な疑問。
ベイルの魂との、静かな別れが印象的でした。

著者:ミシェル・ペイヴァー
訳者:酒井 駒子

復讐の誓い (クロニクル千古の闇 5)

復讐の誓い (クロニクル千古の闇 5)

  • 作者: ミシェル ペイヴァー
  • 出版社/メーカー: 評論社
  • 発売日: 2009/04
  • メディア: 単行本



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:
前の10件 | - 読書メモ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。