あかんべえ [読書メモ]
宮部みゆきの江戸を舞台にした物語
苦労人・七兵衛の弟子であるお父ちゃんの、料理屋・ふね屋の開店に伴い、越してきたおりん。
引っ越し早々に、病で生死の縁をさ迷い、目覚めると、
ふね屋に居着く亡者が見え、話せるようになっていた。
会えば”あかんべえ”をするお梅、
美男子な侍の玄之介、
あだっぽい美女のおみつ、
按摩の達人・笑い坊、
言葉が回らぬおどろ髪。
彼らと心を通わすうちに、ふね屋が建つ地で起きた、
三十年前の恐ろしい事件に繋がっている事に気が付いたおりん。
ひたむきさが、亡者を、今を生きる人たちを導いていく
読み始めたすぐには、これはホラーかな?
と思いましたが、しっかりファンタジーでした。しかも上等の!
主人公おりんの、まっすぐで行動力に満ちた活躍と、聡さは、胸にきます。
おりん以外には、同じ様な心の澱を持つ、今を生きる者にしか見えない亡者たちとの触れあいは、
迫る物があり、その底には許しと優しさがあります。
昇華の締めくくりとなるラストシーンもぐっときました
長坂さまンちのシロって、きっとひなみたいな姿の犬なんだろうな
なんて、私だけのお楽しみもあったりして♪
著者:宮部 みゆき
苦労人・七兵衛の弟子であるお父ちゃんの、料理屋・ふね屋の開店に伴い、越してきたおりん。
引っ越し早々に、病で生死の縁をさ迷い、目覚めると、
ふね屋に居着く亡者が見え、話せるようになっていた。
会えば”あかんべえ”をするお梅、
美男子な侍の玄之介、
あだっぽい美女のおみつ、
按摩の達人・笑い坊、
言葉が回らぬおどろ髪。
彼らと心を通わすうちに、ふね屋が建つ地で起きた、
三十年前の恐ろしい事件に繋がっている事に気が付いたおりん。
ひたむきさが、亡者を、今を生きる人たちを導いていく
読み始めたすぐには、これはホラーかな?
と思いましたが、しっかりファンタジーでした。しかも上等の!
主人公おりんの、まっすぐで行動力に満ちた活躍と、聡さは、胸にきます。
おりん以外には、同じ様な心の澱を持つ、今を生きる者にしか見えない亡者たちとの触れあいは、
迫る物があり、その底には許しと優しさがあります。
昇華の締めくくりとなるラストシーンもぐっときました
長坂さまンちのシロって、きっとひなみたいな姿の犬なんだろうな
なんて、私だけのお楽しみもあったりして♪
著者:宮部 みゆき
タグ:宮部みゆき 江戸 亡者
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