三島屋変調百物語事続

先月で終わった朝刊の連載小説
久しぶりに朝刊小説にハマり、
宮部みゆきさんの本に興味を持つきっかけとなりました。

”おそろし”で、百物語の聞き手を始めたおちか
不可思議な身におこった事々には、その人の人生、人柄、過去が
語り手は語る事によって、おちかは聞く事によって、前に進む１歩の糧となる

三島屋の面々とは、ちょっとスタンスの違うお勝さんや
青野先生、行然坊という味方を得たおちかは
前作よりも、心強く、前を向く力を強くしたように思えます。

今回の話の中で、私は、人ならぬモノ”くろすけ”に惹かれました。
堅物の大先生・加登さま、背筋ののびた老妻・初音さん
３人（？）の優しい関わりと別れ
月夜の庭に、密やかに漂う手まり歌の、少し悲しげだが楽しいハミングが
聞こえてくるようで、胸がきゅっとなりました・・・

くろすけの件の連載時には、姉とメールで、なりゆきを気にしました。
同時に、同じ物語の部分が話せるのも、連載小説のいい所だなっと思いました。

毎回、挿絵があるのも朝刊小説の楽しい所でした。
南伸坊さんの描かれる、くろすけ、お旱さんは、どこかかわいらしく
シンプルな線の中の人々の表情がよかったです♪

連載終了後、著者から寄せられた文には
青野先生や、行然坊、大先生や初音さんが、
別の物語に出ている事が書かれていました。
あ～、読んでみたいですぅ！
ハイレベルな宮部ファンの方、どうぞ、掲載されている本のタイトルを
お教え頂けないでしょうか～～？

著者：宮部　みゆき

タグ：宮部みゆき　三島屋　百物語

コメント 2

年齢とともに涙腺の弱くなったkeroは時々目頭がじんわりしながら読んでました。そして　またまた新連載読み始めました。中国ものは名前が難しく覚えるだけでもしばらく時間がかかりそうですが新聞の楽しみの一つなのと同じ作家さんの連載を以前読んだことがありそれが面白かったので　またまたしばらく新聞店の勧誘をお断りする事になりそうです。
宮部さんは　嫁さんが大ファンで引越しの時にかなりの量をいただいたのですがリサイクルに出してしまいました。なのに　今は宮部さんの古本を買っている始末です。あ～～もったいないことをしました。
話はかわりますが「森博嗣」さんという作家ごぞんじですか。
娘が　大大ファンです。自分のまわりに森さんを知っている人がいなくて寂しかってますが　ネットの中ではかなりファンが多いらしいです。私は　薦められているのですがまだ読んだ事ありません。
by kero (2010-02-17 09:54) 

keroちゃん、やっぱりハマりましたか♪
宮部コレクション、もったいない事をしましたね。後悔先に立たずですじゃ

森博嗣さん、スカイ・クロラの作者ですね
夫が読んでいると思いますが、私はまだ読んだ事がありません。
こまりちゃんのオススメなんですね
いつか読んでみようリストに載せことにします
by まみ (2010-02-17 18:00)