SSブログ

ファンタージエン 言の葉の君 [読書メモ]

ファンタージエンを舞台にした、競作シリーズの第5弾。
ひなを飼うようになって、本屋を覗く機会がめっきり減り、
出た事すら気が付けなっかた上、図書館カードの期限切れが手伝って、
4弾である”反逆の天使”よりも先に読む事に。
けれども、それは別の物語。
いつかまた、別の機会に読めばいいのが”果てしない物語”です♪

幻想を紡ぎ出す事ができる、ファンタージエンでも唯一の民、霧小人。
その中でも、高い能力を持つ血筋のキーライは、
母のお腹にいた頃に、夢魔に襲われたため、スムーズに言葉を発する事ができない。
幻想を紡ぐ事ができないキーライは、一族のみそっかすとして、
鬱積溜まる日々を過ごしていた。
ある日、キーライは、夢魔に襲われた所を探索者アトレーユに救われる。
そして、”言の葉の君”を探してほしいと頼まれる。
時を同じくして、霧小人の村は”消滅”により、
キーライと長老を除く一族は、言葉を失う。
長老の後押しで、<アドヴェントゥラ>に出発する…

読んだシリーズの中で、個人的には一番おもしろかったと思います。
アトレーユがバスチアンを探す旅の途上の時期、
別の冒険をする娘の、別の物語。
キーワードは言葉。
刈り取る側と、刈り取られる側。カリスマ的語り部とどもり。
重なりと、食い違いの妙はおいしかったです♪
さらにナルホドの、夢魔の点対称の立ち居地にヤられました。
”はてしない物語”を読んでおもしろいと思った人には読んでもらいたいかも
(このシリーズの、他の本で「ちょっと・・・」と思ってしまった人にもオススメできます♪)
さて、第4弾も予約しなくちゃ♪

著者:ペーター・デンプフ
訳者:遠山 明子


ファンタージエン 言の葉の君

ファンタージエン 言の葉の君

  • 作者: ペーター・デンプフ
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2007/09/28
  • メディア: 単行本



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。