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てぶくろ [読書メモ]

冬の厳しいウクライナの民話です。
おじいさんが森でてぶくろを落とすと、
ねずみやら、かえるやら、うさぎやら、きつねに、おおかみ、
いのしし、あげくのはてには熊までもが住み着いてしまいます。
住民が増えるにしたがって、窓は作られるは
はしごはかけられるは、
柱はもちろん、呼び鈴までつけちゃうもんだから、
縫い目がびよぉぉ~~んとほつれてきてしまうのは
当然っちゃ~当然なんですが、
この普段は喰う、喰われるの間柄の動物たちが
とっても平和に入っているのには、うれしくなっちゃいます
熊が”わしもいれてくれ~”ときたときも
満員だけど、”しょうがない、でも、ほんのはじっこに
してくださいよ”と受け入れてしまう^-^

ラストが大好きです。おじいさんが落とした手袋を
拾いに戻ると、動物は森に逃げ帰って行くのですが
なにごともなかったかのように
”おじいさんがやってきて、てぶくろをひろいました”
としめられるのです。
窓は!?のび~~~ちゃったんじゃなかった!?
なんてつっこみは無粋です。
もとどおりになっただけなんですから・・・

この本は、次男が赤ちゃんの頃に書店で出会いました。
1歳の幼児の心にもスーパーヒットしたのでしょう。
行くたびにこの本をひらきたがりました。
クリスマスにプレゼントされたこの本は、今も次男の机に
大切に置かれています。赤ちゃんの頃の思いでは
遠い事になっていても、なんとなく愛着があるのですね。
周りに置かれる本が次々変わる中、定位置にあるのです・・・

てぶくろ―ウクライナ民話

てぶくろ―ウクライナ民話

  • 作者: エウゲーニー・M・ラチョフ, うちだ りさこ
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 1965/11
  • メディア: -


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コメント 4

こるれおーね

エエ話やなー。
思いっきり和みますな。
そうそう、細かいことはどうでもいいのさ、平和ならばね。

といいつつ。。。
どれだけデカイ手袋やねん!!
と一応突っ込んでおくわ。。。(笑)
by こるれおーね (2005-05-10 20:44) 

まみ

こるにゃん、まいど~
そうなんす。おもいきし和めます。のほほんです^-^
熊が入っても戻る復元力、すぎょいでしょ?
のほほんパワー炸裂ですわ。ぷぷぷ
by まみ (2005-05-10 22:36) 

kero

家にも この絵本ありますよ。
やはり 子供達は好きでしたね。
今は 押入れの中です。そのうち 孫ができたら 読んであげるんです。
今は それが夢です。
そういう絵本が 数十冊待機してます。
by kero (2005-05-11 18:32) 

まみ

keroちゃん、まいど♪
かわいいお話ですよね。これがイイって気持ちを持ったまま
大きくなる子がいっぱいいれば、悲しい争いがなくなるんじゃないでしょうか。
孫をひざに乗せて、ば~ばが絵本を読んであげる。わくわくするような夢だね。
意外とすぐに実現されたりしてね^_-
by まみ (2005-05-12 16:14) 

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