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追放されしもの [読書メモ]

クロニクル千古の闇,シリーズ四巻。
前話で「魂喰らい」につけられてしまった入墨の事を,
レンやフィン・ケディンらワタリガラス族に言い出せないでいるうちに、
最悪のかたちで、その事が発覚してしまう。
「ハズシ」として、総ての部族から追われる身となってしまったトラクは、
心身ともに病み、「魂喰らい」の罠に墜ちていってしまう。
一方、トラクを案ずるレンとべイルは、救出に奔走するが、
全部族の目を避けての動きは思う様にいかない。
才能がありながら魔術を嫌っていたレンは、トラクのためにその力を使う。
「魂喰い」との魔術での対決だけでなく、出生までもが明るみに引きずり出され…

今よりずっと自然が生活に重なっていた時代の、
人たちの信仰,野望が丁寧に描かれている秀作。
巻が進むにつれ、主人公たちの成長とともに、
作者のパワーも確実にアップしていると思います。
あ、もちろん今回もウルフは、「背高か尻尾なしの兄貴」のために一生懸命頑張ります。
故に,決断もします。
ウルフも大人になりました。なんて愛しい!

著者:ミシェル・ペイヴァー

追放されしもの (クロニクル千古の闇 4)

追放されしもの (クロニクル千古の闇 4)

  • 作者: ミシェル・ペイヴァー
  • 出版社/メーカー: 評論社
  • 発売日: 2008/04
  • メディア: 単行本



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